ノンカテゴリー

Natural born athlete.

自然からインスピレーションを得て ゆるやかに肩の力の抜けたものづくりをしている KENZOにとって、 必死になって体を鍛えたり、 汗を流したりするスポーツは、 ちょっと縁遠い存在です。 たとえば熱い夏の日差しの中では、木陰にハンモックをかけて 木漏れ…

水の香り

KENZOで唯一のペアフレグランス、「L'EAUPARKENZO(ローパ ケンゾー)」。 L'EAUは、フランス語で“水”の意味です。 商品名は、あえてボトルの背面に記され、 正面から見ると、まるで水の中をのぞいているように見えます。 ボトルの中のフレグランスが揺れれ…

香水の日

季節の変わり目に、衣替えをしますが、これを「更衣」と呼びます。 日本では桓武天皇の頃が始まりとされていますが、夏服から冬服へと衣替えをするその日を10月1日に定めました。 そして、当時は衣替えと共に焚き染める香も変えられていたそうです。 この日…

香階

19世紀後半、イギリスの香料研究家として有名なS.ピースという化学者は、「音」と「香り」を結びつける試みをしました。 7オクターブ46種類の天然香料を音階のように並べて、 それを「香階」と名づけました。 音には高音と低音があります。 高音域には、揮…

お中元

日本の古きよき習慣、「お中元」。 江戸時代、ご先祖さまへの供物と共に、商い先やふだんお世話になっている人に贈り物をするようになり、この習慣を、特に中元と呼ぶようになったそうです。 日本では明治の頃、お盆のように、地域により7月15日または8月15…

KENZOKIの草木のひとつ。 お米のラインは、「SENSUAL(センシュアル)ライン」といって、カップルで使ったり、女性が持っている魅力をひきだしたりしてくれるアイテムがならぶ、少しエロティックな雰囲気のただようラインです。 香りには、ライススティーム…

オルレアン

パリから南に電車で一時間ほど行った、のどかな町"オルレアン"。 そこに、KENZOのフレグランスをつくっているラボがある。 白衣を着た研究員たちが、楽しげに、でも、誇りと自信に満ちた表情で行き交っているのが非常に印象的である。 ラボの中で、フレグラ…

アーム・イン・アーム

アーム・イン・アーム(Arm-in-Arm)は、KENZOKIに触れていただく最初のコミュニケーションです。 最初のArmは、お客様の手。次のArmは、KI Specialiste*の手。 香りやテクスチャーなどに実際に触れていただきながら、KENZOKIの世界を楽しんでいただく、オリ…

KENZO POWER(ケンゾー パワー)

A flower for men. 「男性にとっての花」がコンセプトの新しいメンズフレグランス。 KENZOの代名詞となるようなメンズフレグランスを創りたい。 そういったモチベーションからKENZOPOWERのクリエイションは始まりました。 そして、その答えとして、「強さ」…

TOKYO BY KENZO(トーキョー バイ ケンゾー)

KENZO Parfumsの新しいメンズフレグランス。 新しいフレグランスのテーマが何になるか、というのは、KENZOスタッフの中でも話題になります。 KENZOのフレグランスは、花、葉、夏、竹、海、水、風・・・といった風に、必ず「自然」というものがテーマとリンク…

ウダイプール

パトリック・グエージが、1年のアジアの旅の記憶からインスピレーションを受け、創り上げたKENZOAMOUR。その旅先の中でも、多くの印象を受けたという ウダイプールという街。 この古くも美しい街は、インドの北部の砂漠地帯の中にある。その昔、水を備蓄す…

バオバブの木

セネガル出張で、私たちの心をとりこにしてしまったのが、バオバブの木。 なんだか、不思議なかっこうをしています。 車に乗って外を眺めていると、延々と続く草原に、ポツポツと、このバオバブの木がたっており、夕暮れ時など、そのシルエットが黒っぽく強…

感覚のつくりかた

KENZOKIのパッケージの中に同封されている説明書。海外版を見ると、そこには、 create a sensation という欄があります。 sensationというのは、「感覚」という意味です。つまり、「感覚のつくりかた」が書いてあるのです。 目を閉じたり、深呼吸をしたり、…

KENZOKIの"KI"は、"気"。 この言葉は、まだ、KENZOKIが構想段階だった頃に、高田賢三さんが思いついたのだそうです。 彼は、よく「楽しいことをやりたい」と話していた、と聞きますが、その言葉の通り、彼の仕事は、彼自身も楽しみ、また、それを受け取る人…

KENZOKIの草木のひとつ。 日本人には、とてもなじみの深い花ですが、その香りは、あまり知られていないかもしれません。実は、とても、やさしく、やわらかい香りがして、それは、まるで水面をたゆたうように、心をゆったりと落ち着けてくれる効果があると言…

KENZOKIの草木のひとつ。 竹はKENZOが好んでとりあげるモチーフでもあります。 今回、KENZOKIで着目したのは、その青々しさと瑞々しさでした。 竹のラインのアイテムに用いられている「竹の葉」の香りは、まるで、その場で葉をちぎったような、少し土くささ…

生姜

KENZOKIの草木のひとつ。 食材としてなじみの深い生姜ですが、実は、外用薬としても古くから注目をされており、生姜汁は、新陳代謝を高めたり、殺菌作用・抗酸化作用があると言われています。 KENZOKIでは、その生姜の部分をプラントウォーターに使い、スキ…

KENZOKIの各アイテムの名前は、フランス語で読むと、詩のように「韻」を踏んでいるものが、たくさんあります。 たとえば、ボディソープは、 "EAU DOUCE QUI MOUSSE SOUS LA DOUCHE" 「オ・ドゥース・キ・ムース・ス・ラ・ドゥーシュ(タタァン・タタァン・タ…

4つの草木

KENZOKIは、4つの草木によってカテゴリが分かれています。 竹、生姜、蓮、お米。 KENZOKIが誕生するまでのプロセスの中で、もっとも労力を使ったのが、これらの草木の選定でした。 東洋の長い歴史の中には、薬用や食用として親しまれてきた、栄養分の豊富な…

白い背景

KENZOAIRのパッケージは、白地に青い空があしらわれています。 実は、KENZOAIRだけではなく、KENZOのフレグランスのパッケージは、すべて「白い背景」に自然のモチーフが描かれています。 それは、一つひとつのフレグランスの完成度もさることながら、それだ…

紙ヒコーキの軌跡

KENZOAIRとフリップブックは、3m以上にもおよぶ白く細い布でくるまれています。 その布の先端には、KENZOAIRのモチーフである紙ヒコーキ。 この白い布は、紙ヒコーキの軌跡を表現しています。 今回、フリップブックの制作者でもあり、6種類のフリップブック…

空のかけら

ぱっと見ただけではフレグランスのボトルとは思えない、オブジェのようなKENZOAIRのボトル。 そのコンセプトは、「空のかけら」。 太陽の光にかざすと、まさに空を切りとったように、澄み切った青が浮かび上がり、子供のころに見た、空を思い出させてくれる…

スターアニス

KENZOAIRのヘッドノートに象徴的に使われている香り。 西洋でお菓子に使われるスパイス「アニス」によく似た香りで、その形から「スターアニス」と呼ばれる。 日本人には、八角(はっかく)という名前でも良く知られ、中国料理や、豚肉・鴨料理などには欠か…

チュニジア

今回、発売されたKENZOAIRの社内お披露目に当たり、我々、日本支社のスタッフもびっくりさせられた出来事があった。 これは、2003年にフランスの本社で行われるはずの「新製品発表」での出来ごと。全世界からパリに集まったスタッフは、約350人。そこから行…