KENZO初のメンズフレグランス、KENZO HOMME(ケンゾー オム)は、蒼竹の形をしています。
どこまでも大空にすっと伸びていく竹。風をうけ、大きくしなる竹。
それでも、その竹は折れることなく、しなやかに、自然の中に、まっすぐに伸びていく。
でも、ケンゾー オムのボトルは、緑ではなく、蒼い色をしています。
なぜ、蒼なのか?
高田賢三さんは、日本を出てパリまで船旅をしました。
様々な国を渡り、その地の人々の笑顔や、食べ物、自然、匂いを感じて歩きました。
ある日、賢三さんはアフリカを旅しました。
そこで、彼は一人の男性に出会います。
彼はすらりと背が高く、目の覚めるような深い青の民族衣装を着ていました。
その背の高い彼を見たとき、賢三さんはまっすぐに伸びた、青竹のようだと感じました。
そしてアフリカの地で、アジアを象徴するような竹を思い浮かべたそのとき、
彼は、前例の無い男性用の香りを作ろうと、思い立ったのです。
旅をする中で出会う自然にインスピレーションをうけてものづくりをするKENZOの姿勢は
こういった賢三さんの旅から始まったのですね。
ちなみに、トゥアレグ族の民族衣装の「青」は、「富」を表すそうです。
緑の無い砂漠の中で出会ったその青は、
きっととても鮮やかに賢三さんの目に映ったことと思います。