パラパラ漫画_BOY'S DAY

香水に、なぜ「パラパラ漫画」なのか?そう疑問に思う人もあるかもしれないが、このBOY'S DAYという企画は「パラパラ漫画」なくして完結することは有り得なかった。 「子供の頃感じた風の記憶」 このコンセプトをプロダクト以外に人に届けるとしたら、どんなアプローチがあるのか? ある程度の大人が、少しばかりの寂寥を感じながら少年の頃を思い起こす。そこにイメージするモノとは?そんな「モノ」探しから始まった。昔、遊んだ玩具や、オトコの大人が童心に帰るキーワードをいくつも辿る。しかも、この香りと出逢う場を演出する、そのツールとしての役割も妥協できない大切なポイントであった。 そんな中から、誰しもが、授業中に隠れながら、教科書の片隅に描いた記憶があるはずの、パラパラ漫画に行き着いた。描いている自分も、描いた稚拙な絵も、その絵がぎこちなく動いた感動も、すべてが、やわらかい記憶の中にあるはずだ。そして、パラパラとページをめくるときに顔に当たるほのかな風。その記憶の中に香りをつけてみよう、そんな試みだった。 今回、こんな発想に、各界で大活躍しているアーティスト5人が、とても面白がって、パラパラ漫画作りの企画に参加してくれた。「楽しんで創る」それこそパラパラ漫画というツールの醍醐味のような気がしている。 参加アーティストは稲葉英樹(グラフィックデザイナー)、ホンマタカシ(写真家)、高木正勝(映像作家/ミュージシャン)、伊藤存(アーティスト)、コーネリアス(ミュージシャン)。 ------------------------------------------------------------------------------------------ 2008年10月19日(日)、TBSの「情熱大陸」にて、この「パラパラ漫画」と人との出遭いの場をプロデュースした幅允孝氏が紹介されました。 ブックディレクターである氏は、結婚式場「サウスハーバーリゾート」のロビーに本棚を設置したり、出版社&書店という不思議な空間「SHIBUYA PUBLISHING & BOOK SELLERS(SPBS)」を編集するなど新しい試みを行っている。 幅氏のアイディアで、パラパラマンガはリハビリセンターなどでも手にとられています。 の画像