フレグランスの香りは、一般的には、トップノート(つけた直後に立つ香り)・ミドルノート(つけてから2~3時間後に立つ香り)・ベースノート(つけてから4~5時間後に立ち、肌に最後まで残る香り)といったように、香り立つ時間によって、使われている香料をピラミッドで表します。
KENZOのフレグランスは、あまり、この表現方法を使いません。
今回、tokyo by kenzoという、「東京」をテーマにしたフレグランスは、調香師マリー・サラマーニュが、パトリックの撮ったフィルムからイメージした「色」をインスピレーションにして創られました。その色は、爆発する都市のエネルギーに見るイエロー、活気に満ち溢れるレッド、夜の闇に煌々と光を放つネオンの象徴グリーン、そして深い闇のブラック。
色と香りを調和させることが好きだという彼女の奏でる香りは、日本人である私達に、新鮮な驚きと納得を届けてくれるような気がします。
エクスプローシブ・イエロー:ジンジャー、レモン、グレープフルーツ
ビブラント・レッド:ピンクペッパー、ビターオレンジ
ルミナス・グリーン:シソ、マテ、グリーンティ