KENZOKIの"KI"は、"気"。

この言葉は、まだ、KENZOKIが構想段階だった頃に、高田賢三さんが思いついたのだそうです。

彼は、よく「楽しいことをやりたい」と話していた、と聞きますが、その言葉の通り、彼の仕事は、彼自身も楽しみ、また、それを受け取る人も楽しい、そういうものであるように思います。「楽しい」ということは、彼の描く「美」の根底に流れる大切な要素なのです。

彼は、"気"という言葉にも、KENZOのスキンケアが使われるときが「楽しくあってほしい」というメッセージを託したのでした。

"気持ち"、"雰囲気"、"気品"といった言葉に使われる"気"という文字。日本人には馴染みの深い、この言葉は、実は、ぴったりとした訳語がフランス語には無いのだそうです。このシンプルでありながら、大きくて深い言葉に、美に対して敏感なフランス人たちは、今までと異なる美しさのあり方を感じとっているようです。

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