墨絵のように見えるKENZOKIのパッケージは、実は、4つの草木をX線で撮影したレントゲン写真を使っています。
素朴でありながら、モード。そのトーンを出すために、この手法を使っています。
これは、自然の持つパワーも、科学の力も、それが本当に必要であれば柔軟に取り入れる、という、バランス感覚を大切にしたスタンスの象徴でもあります。
普段は、あまり注目されないまま、捨ててしまわれがちな化粧品のパッケージ。でも、そこには、それを手にしたとき、それを持ち帰るとき、それが部屋に置かれるとき、そして、箱をあけるとき、といった、それにまつわる様々なシーンがあります。
KENZOのカウンターでは、それぞれのアイテムを、パッケージも含めて一つの作品と考え、箱ごとディスプレイすることにしています。
